2013年4月27日土曜日

僕のうしろに道はできる

4月29日(月・祝)月船で『僕のうしろに道はできる』の上映会があります。

山元加津子さんは《かっこちゃん》の愛称で親しまれている特別支援学校の先生です。
ご存知の方も多いと思います。
三年位前に月船でもお客様が4分の1の上映会もして下さいました。
「あなたが痛いと私も痛い、あなたがうれしいと、私もうれしい、宇宙がくれた優しい力」とほんとうに優しい気持ちに導いてくれるあたたかい映画でしたが、先日、初めて『かっこちゃん』のお話の会と『僕のうしろに道はできる』の映画の上映会に行ってきました。

この映画は私にとってとても大きなメッセージでした。
私 は、ある時から人は生まれた時から天国にお引越しするまでどんな時でも、どんな状態でも生まれたばかりの赤ちゃんでも、障害がある状態でも、年をとって寝 たきりになったとしても、全ての生きとし生ける者は皆、大いなる愛に守られ導かれている、そしてその大いなる愛は人の内においても一分一秒も休むことな く、その人を守り愛し続けている・・・と確信してきました。
かっこちゃんのお話しは、私が思い続けてきたことがほんとうだよといってくれていると感じました。
そしてもう一つ大切なことをかっこちゃんは教えてくれました。

真実は愛を行うことによって・・・信じて愛し続ける行いによって、おもてに表れてくると教えてくれました。
かっこちゃんは、お話の会で初めて無脳症の女の子を担当した時のお話しをしてくれました。

脳がないと診断を受け、何年も寝たきりになっている女の子に、看護師さん達は、何も話しかけることなくお世話をしてこられたのでした。かっこちゃんは初めて担当するこの女の子が可愛くて可愛くてたまらなかったそうです。
何年も寝たきりになっている状態の患者さんを起こしたり抱っこしたりするのは、何が起こるかわからないので、してはいけない事なのだそうですが、かっこちゃんは上半身を抱っこして、良い子いい子といっぱい愛をかけたのでした。

脳がないので、感情がないと思われていたこの女の子は、廊下にかっこちゃんの足音がする時だけ足をバタバタと動かすようになったのでした。

かっこちゃんはこの女の子に本を読んであげたくなりました。
生まれて初めて本を読んでもらった女の子にある時変化が起こりました。

あるお話のところで、涙を流したのでした。

目の状態で涙が出ているのかな?と思いました。
また、次の日、本を読んでいると、昨日と同じところで女の子が涙をこぼしました。

脳がないと言われている女の子は、何もわからないのではなく、ちゃんとわかっているのだとかっこちゃんは確信をもったのでした。

愛をいっぱい、いっぱい行うことによって、心はちゃんとつながるのだとその女の子がかっこちゃんに教えてくれたそうです。

「僕のうしろに道はできる」の映画は、かっこちゃんを応援し続けてくれた同僚の宮プーが、脳出血で倒れたのです。
口を動かすことも、手足を動かすことも出来ず、気持ちを伝えることが出来なかった宮プーが、毎日毎日何カ月も通い続け、愛を行い続けたかかっこちゃんの愛によって、文字版によるコミュニケーションができるようになりました。

かっこちゃんはこの映画の中で、今までコミュニケーションができないと思われている、寝たきりの方、障害のある方、お年寄りの方々も、必ずコミュニケーションがとれるようになりますよ♡と伝えてくれています。

改めてコミュニケーションとは?人とつながるうってどういうこと?いろんなことを教えてくれる愛の映画です。
ぜひ、4月29日ご来場ください。


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       《《 月船からのお知らせ 》》

★映画上映会【僕のうしろに道は出来る】4月29日(月・祝)
 脳幹出血で突然倒れた宮ぷーこと宮田俊也さん。意識も戻らず、一生四肢麻痺と思われたが、現在は、機械を使っておしゃべりしたり、車椅子に乗って外出したり。奇跡の復活ドキュメンタリー映画。
詳細・お申込みはコチラ♪→http://tsukinofune-shop.com/?pid=56719852